ただ今開催中の、夏の甲子園。8月10日第1試合で、旭川大高校(北北海道)と対戦する大阪桐蔭高校の西谷浩一監督に、朝日新聞記者が代表取材しました(コロナ禍により電話インタビュー)。自チームの持ち味や、キーとなる選手に加え、モテあさ!編集部がリクエストした「ヤバイ!場面での選手への声掛けは?」にも答えてもらいました!(写真はすべて代表撮影。大会終了後に削除いたします。ご了承ください)
(代表撮影)大阪桐蔭・西谷浩一監督
―相手チームの印象は
大会の映像を見させていただきまして、ピッチャーを中心として守りからリズムを作っていくような、粘り強い印象を受けました。
―自チームの持ち味は
キャプテンを中心にとにかく全員の力を束ねて戦うことが今年の特徴的な所だと思います。
―キーとなる選手は
「64人全員でやろう」とキャプテンが常日頃いっていますので、キーマンは全員なんですけれども。できるならば、チームを束ねているキャプテンがしっかりやってくれれば勢いづくんじゃないかと思っております。
大阪大会決勝のような形になれば、チームとしていい感じになってくると思います。
―相手の警戒ポイントは
キャプテンを中心につながりを大事にされているような印象を受けました。相手の攻撃の流れをこちらとしては分断できるように、回の先頭バッターをしっかり打ち取って、こちらの守備からリズムを作っていけたらなと思っています。
(代表撮影)旭川大・端場雅治監督
―理想のゲーム展開は
そうですね。。。ぼくあまりゲームプランを立てないので、とにかくもうプレーボールから最後まで全員で力を合わせて。どんな形でも勝ってですね、校歌を歌いたい。
粘って、粘って、粘り抜きたいと思います。何点差とか、どんな形とか、形にはこだわらないです。
―初戦への意気込み
大阪大会終わりまして、甲子園の開会式が終わり、大会中ということで、メンバーだけじゃなくって、メンバー外もみんな意気込んでやってくれてますので、勢いを大切に初戦に入っていきたいと思います。
―大会前、大会期間中の新型コロナウイルスの対策をどのようにしているか
手洗い、うがいをしっかりするということと、ホテルの方は個室にしてもらっている。
普段寮では3人部屋なんですけれども、ひとり1部屋にしてもらってますので、その辺は少しは対策になるのかなと思ってます。
―常連校の立場として、通常の開催に戻らない現状をどのように捉えているか
それでもやらせていただけるということがありがたいというか。テレビで甲子園をみると「たくさんお客さんが入っているなあ」と思う。こないだまでが少ない人数でと制限がありましたんで、ありがたいなというか。
なんとか最後までね、勝っていくということはもちろんなんですが、どこの学校も辞退ということにならないようになればいいなと。それだけはすごく思っています。
―大阪大会からわずかな期間ではあるが、修正・改善を図ってきたポイントはあるのか?
大阪大会でいうと少しバントの失敗が多かったので、そこをもう一度しっかりやり直そうということはやりましたけれども。基本的にはいつも通りというとおかしいんですけれども、走攻守全てのことをチェックして、試合に向けての準備をしています。
―試合展開が良くない場面。試合中の「ヤバイ!」場面で、監督は選手たちにどんな声を掛けますか?
どういう状況かによると思うんで難しいんですけども、なんて言うんですかね、凡事徹底というか、やらなければいけないことをしっかりやっていって自分たちのリズムに少しでも近づけていくというか、もってくるというか。そういう作業をしていくしかないと思っています。
(以上)
大阪桐蔭の今チームは、これまで「ヤバイ!」場面に遭遇することは余りなかったと思いますが、強豪チームの「凡事徹底で、自分たちのリズムをもってくる」という言葉には、大変な重みを感じます。
「モテあさ!」では大阪大会開幕前に、独自取材した13チームの全監督に同じ質問を直接ぶつけ、紙面に掲載しました。私たちの普段の生活にも参考にできそうな言葉がいっぱいです。こちらもぜひごらんください。
モテあさ!2022年夏高校野球・地元高校特集号
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