「エースナンバー」変わらぬ信頼 大阪桐蔭・西谷監督 2戦目直前インタビュー 第104回全国高校野球選手権大会

初戦の旭川大高校(北北海道)に勝利し、2回戦の聖望学園高校(埼玉県)戦を8月14日に控える大阪桐蔭高校。初戦前同様、西谷浩一監督に、朝日新聞記者が代表取材を行いました(コロナ禍により電話インタビュー)。初戦の振り返りや、警戒する選手などに加え、モテあさ!編集部がリクエストした「初戦を終えて、川原投手への信頼感は?」という、少しつっこんだ質問にも答えてもらいました。さて、西谷監督の回答は?(写真はすべて代表撮影。大会終了後に削除いたします。ご了承ください)

(代表撮影)大阪桐蔭・西谷浩一監督

―初戦を振り返って
3点ビハインドで苦しい入りになった。守りのミスもあり、前半思うように攻撃できなかった。1回戦を受けて練習の精度を上げ、もう一度鍛え直している。

―相手校の印象は
バントやエンドランを形が崩れても決めてくる「しぶとさ」や「粘り強さ」を感じる。バッテリー中心のチームだと思う。

(代表撮影)聖望学園・岡本幹成監督

―警戒する選手は
つながりのある攻撃のなかで、捕手で主将の江口君は勢いのある選手に感じる。

―自チームでかぎとなる選手は
うちもみんなのつながりを大切にしている。初戦、星子は結果に関係なくチームを鼓舞していた。チームをうまく導いて欲しい。

―意気込みは
当たり前ですが甲子園に出てくるチームはみんないいチーム。なかでも激戦区埼玉を勝ち抜いてきた力がある。しっかり組んで、相手以上にしぶとい野球をこちらもしていかないといけない。

―「初戦、川原嗣貴投手は万全の出来ではなかったように見えましたが、『背番号1』への信頼感は、これからも変わりませんか?」
変わりないです。

(以上)

川原君、ごめんな。愛あるゆえの厳しい質問です。でもこれで改めて、西谷監督の、ゆるぎない信頼感を確認することができました。

千里の奇跡! あの日の6人 最後の夏の甲子園に

<お願い>この記事で紹介した選手の、甲子園での写真をお持ちの方は、ぜひご提供ください(okano@0843.co.jp)。(提供者本人が撮影されたものなど、著作権に問題ない写真に限ります)

千里に奇跡が起こりました! 6年前の少年野球大会決勝戦で戦った、山田西リトルウルフと摂津コンドルズの選手の内6人が、高校野球最後の夏に「同じ甲子園」に立つことができました。しかも、全員レギュラー選手として。

2016年7月3日、吹田市の高野台スポーツグラウンドで行われた、第40回朝日新聞社旗争奪千里ニュータウン少年軟式野球大会の決勝。

対戦カードは、この年の春の府大会を優勝し、全国大会初出場を8月に控えた山田西リトルウルフ(棚原徹監督)と、朝日旗初出場の摂津コンドルズ(伊藤英喜監督)。コンドルズは朝日旗初出場で、いきなりの決勝進出でした。

山田西リトルウルフ・棚原監督
摂津コンドルズ・伊藤監督

試合は、初回にコンドルズが1点を先制しましたが、終盤一気に得点したウルフが8―2と逆転勝利。大会連覇を果たしました。

この試合で戦った両チームの内、なんと6人が、第104回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場を決めたのです。

山田西リトルウルフ

辻 天成…明秀日立(茨城県)二塁手

2022-8-15 甲子園球場(明秀日立4-5仙台育英)
2022-8-15 甲子園球場(明秀日立4-5仙台育英)

平野 順大…京都国際(京都府)投手,内野手


寺尾 拳聖…佐久長聖(長野県)中堅手,主将


廣田 龍星…佐久長聖(長野県)投手

この時マウンドに集まった内野陣から4人が、まさか最後の夏の甲子園に出場するとは

◆摂津コンドルズ

伊藤 遥喜…聖光学院(福島県)一塁手


藤山 航平…愛工大名電(愛知県)捕手

なお、同大会準々決勝でウルフに敗れた千里丘イーグルスの投手、川原嗣貴君は、大阪桐蔭のエースナンバーを堂々背負い、甲子園に出場しています。

千里丘イーグルス主将だった、川原嗣貴君

この記事を書いている時点で、最後の夏に区切りをつけた選手もいます。しかし、どの選手も、あの日から想像を絶するような努力を重ね、夢に見た場所に立ったのは確か。それは決して、奇跡ではないはずです。

君たちの頑張った証は、千里の誇りです。

優勝記念撮影。寺尾君、平野君、廣田君は、暑さでバテバテになったため並ばず。その3人が甲子園に出場するんだから、わからないもんだ

「ヤバイ!」時、大阪桐蔭・西谷監督はどう動く? 初戦前インタビュー 第104回全国高校野球選手権大会

ただ今開催中の、夏の甲子園。8月10日第1試合で、旭川大高校(北北海道)と対戦する大阪桐蔭高校の西谷浩一監督に、朝日新聞記者が代表取材しました(コロナ禍により電話インタビュー)。自チームの持ち味や、キーとなる選手に加え、モテあさ!編集部がリクエストした「ヤバイ!場面での選手への声掛けは?」にも答えてもらいました!(写真はすべて代表撮影。大会終了後に削除いたします。ご了承ください)

(代表撮影)大阪桐蔭・西谷浩一監督

―相手チームの印象は
大会の映像を見させていただきまして、ピッチャーを中心として守りからリズムを作っていくような、粘り強い印象を受けました。

―自チームの持ち味は
キャプテンを中心にとにかく全員の力を束ねて戦うことが今年の特徴的な所だと思います。

―キーとなる選手は
「64人全員でやろう」とキャプテンが常日頃いっていますので、キーマンは全員なんですけれども。できるならば、チームを束ねているキャプテンがしっかりやってくれれば勢いづくんじゃないか思っております。
大阪大会決勝のような形になれば、チームとしていい感じになってくると思います。

―相手の警戒ポイントは
キャプテンを中心につながりを大事にされているような印象を受けました。相手の攻撃の流れをこちらとしては分断できるように、回の先頭バッターをしっかり打ち取って、こちらの守備からリズムを作っていけたらなと思っています。

(代表撮影)旭川大・端場雅治監督

―理想のゲーム展開は
そうですね。。。ぼくあまりゲームプランを立てないので、とにかくもうプレーボールから最後まで全員で力を合わせて。どんな形でも勝ってですね、校歌を歌いたい。
粘って、粘って、粘り抜きたいと思います何点差とか、どんな形とか、形にはこだわらないです。

―初戦への意気込み
大阪大会終わりまして、甲子園の開会式が終わり、大会中ということで、メンバーだけじゃなくって、メンバー外もみんな意気込んでやってくれてますので、勢いを大切に初戦に入っていきたいと思います。

―大会前、大会期間中の新型コロナウイルスの対策をどのようにしているか
手洗い、うがいをしっかりするということと、ホテルの方は個室にしてもらっている。
普段寮では3人部屋なんですけれども、ひとり1部屋にしてもらってますので、その辺は少しは対策になるのかなと思ってます。

―常連校の立場として、通常の開催に戻らない現状をどのように捉えているか
それでもやらせていただけるということがありがたいというか。テレビで甲子園をみると「たくさんお客さんが入っているなあ」と思う。こないだまでが少ない人数でと制限がありましたんで、ありがたいなというか。
なんとか最後までね、勝っていくということはもちろんなんですが、どこの学校も辞退ということにならないようになればいいなと。それだけはすごく思っています

―大阪大会からわずかな期間ではあるが、修正・改善を図ってきたポイントはあるのか?
大阪大会でいうと少しバントの失敗が多かったので、そこをもう一度しっかりやり直そうということはやりましたけれども。基本的にはいつも通りというとおかしいんですけれども、走攻守全てのことをチェックして、試合に向けての準備をしています。

―試合展開が良くない場面。試合中の「ヤバイ!」場面で、監督は選手たちにどんな声を掛けますか?
どういう状況かによると思うんで難しいんですけども、なんて言うんですかね、凡事徹底というか、やらなければいけないことをしっかりやっていって自分たちのリズムに少しでも近づけていくというか、もってくるというか。そういう作業をしていくしかないと思っています。

(以上)

大阪桐蔭の今チームは、これまで「ヤバイ!」場面に遭遇することは余りなかったと思いますが、強豪チームの「凡事徹底で、自分たちのリズムをもってくる」という言葉には、大変な重みを感じます。

「モテあさ!」では大阪大会開幕前に、独自取材した13チームの全監督に同じ質問を直接ぶつけ、紙面に掲載しました。私たちの普段の生活にも参考にできそうな言葉がいっぱいです。こちらもぜひごらんください。

モテあさ!2022年夏高校野球・地元高校特集号
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