前年度優勝・山手台サニーズ 旭丘サンバーズに抽選で敗れる 第42回朝日旗千里NT大会

6月10日、重い曇り空のもと、吹田市の高野台グラウンドで行われた第42回朝日旗千里ニュータウン大会の2回戦で、前年度優勝で今夏の茨木市準チャンピオンの山手台サニーズと春の豊中市(東部)チャンピオンの旭丘サンバーズが相まみえた。試合は手に汗握る投手戦となり7回を戦って勝負がつかず、抽選の結果サンバーズが勝利をつかんだ。

抽選で勝利し、スタンドの応援団に向かって感謝と喜びの気持ちを表すサンバーズ

※写真は少しずつアップしていく予定です。お名前など間違いがありましたらご遠慮なく教えてください。千里あさひくらぶはみんなで作るブログです(と、言い訳)。

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試合前のベンチ前集合。後列左はサニーズ・井上監督

試合開始直前、ベンチ前の円陣で選手たちに指示を出すサンバーズ・杉田監督

サニーズのマウンドにあがった濱口くん(キャプテン)は、5年生時に6年生に混じって経験を重ねた。この日も強豪にひるむことなく堂々のマウンドさばきを見せた。目の覚めるような速球を内外角低めに投げ分け、サンバーズ打線を手玉に取った。

サニーズの先発投手、濱口くん
サンバーズの先発投手、前田くん

サンバーズのマウンド前田くんは、1回戦の桜井谷戦同様、打たせて取るピッチング。安打を浴びても浮足立たず、好守を信じてペースを乱さなかった。

両投手とも無死四球で、球審の吉田さんの右拳は面白いように突き上げられた。

両投手の好投に報いるように、力強くストライクコールする球審の吉田さん
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先取点は後攻のサニーズ。3回裏、エラーで出た8番藤井くんを、続く富田くんがバントで送って1死二塁。前の回は5、6番に初球を送りバントさせた井上監督だったが、ここは裏をかいたて濱口君に初球から強振させた。濱口くんの打球はライナーで右翼手の頭を越え、走者が生還した。(サンバーズ0―1サニーズ)

3回裏サニーズ、先頭の8番藤井くんの打撃
中前に抜けようかというゴロをサンバーズの遊撃手田中くんが走りこんで好捕
田中くんは体を器用にクルリと回転させて一塁へ送球するも
一塁手山岸くんが捕球できず
打者藤井くんは生き残った

サンバーズが追い付いたのは5回表。それまで濱口くんに完全に抑えられていたが、先頭の4番山岸くんが中越打。直後盗塁死してチャンス潰えたと思われたが、5番寺岡くん(キャプテン)が右中間を高々と抜く大飛球を放って悠々三塁に滑り込んだ。杉田監督は「濱口くんに対して3連打はありえないので(試合後)」と、6番前田くんへスクイズの指示。前田くんはそれに頼もしく応えた。(サンバーズ1―1サニーズ)

サンバーズらしいユニークな場面が見られたのが、6回表ベンチ前の円陣。前の回に三塁打を放った寺岡くんに杉田監督が「濱口くん攻略法をみんなに伝えてみろ」と指示した。寺岡くんは、タイミングの取り方などを細かく伝授した。その効果か、この回は得点ならずも、前の打席で三振だった9番毛利くんに見事な左越二塁打が飛び出した。自分の成果を自分だけのものにしない姿勢も、このチームの強さにつながっているようだった。

お互いそれ以降好機は作ったが、両投手の粘りのピッチングと好守に阻まれ、同点のまま最終の7回に突入した。

7回表、サンバーズは、初回から全力投球の濱口くんが球威をわずかに落としたのを見逃さなかった。1死から、5番寺岡くんがレフトへ2打席連続ヒットとなる単打。続く前田くんのバントがエラーを誘い、1死二・三塁とした。さらに杉田監督が「ここが勝負所(同)」と代打に立たせた、体調不良でベンチスタートだった飯田くんが期待に応えて中前打を放ち、1死満塁と好機を拡大。しかし、ここはさすがの濱口くん。緩急をつけるピッチングで後続を断った。

そして7回裏、サニーズはいきなりサヨナラの好機を作り出す。先頭の7番山本くんが曇天を切り裂く左越え二塁打を放った。続いて代打滝田くんは進塁打で大きな仕事、1死三塁となった。9番富田くんはこの日、3回裏に送りバント、5回にはヒット性の当たりをセンターに飛ばしている。老練な井上監督の作戦や如何に、と球場全体が固唾をのんだ。

初球、富田くんはバントの構えを引いてボール。そして2球目、投球が外角へ大き目にそれたのを見て、またバットを引いた。しかし、走者山本くんが飛び出してしまい、狭さくプレーでタッチアウトに。この時の作戦はセフティスクイズ(打者が確実にバントしたのを見て走者が走る)。投球が、打者からしても、走者からしても、バントが成功するかどうか微妙だったのがこのプレーにつながったのだろうか。サニーズの前田くんは試合後「少し外す作戦だったが、球が手からすっぽ抜けてくれたのが結果的に良かったと思います」と話している。

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1―1のまま7回が終了して抽選となった。一塁側のサンバーズから順に両チーム交互にクジを引き、引き終えた選手は順番にベンチ前で列をなした。掛け声が大きかったのはサンバーズ。「コイ!コイ!コイ!コイ!…」と連呼した。

ホームベース前に両チームが整列した。球審の吉田さんは「今から勝利チームを伝えますが、どちらのチームも勝利に値する素晴らしいゲームでしたから、相手を敬ってその場では決して喜ばないように」と話した。そしてキャプテン同士の握手をうながした後、吉田さんが優しく上げたのは、一塁側を示す右手だった。その瞬間、サンバーズ寺岡くんは喜びを噛み殺し、サニーズ濱口くんの目には涙があふれた。

試合後、サンバーズ・杉田監督は「今日は前の(1―0で勝利した)桜井谷戦同様、ほんまにきつかった。ここ4試合でチームは3点しか取れず、きつい試合が続いてる。でも、うちは1点を守り切るチーム。そういう意味では『らしい試合』ができました」と笑顔を見せた。

辛抱のピッチングで完投勝利した前田くんは「サニーズはバントでかき回してくるし、本当に嫌なチームでした」。寺岡くんは「濱口くんはテイクバックが小さくて球が速かった。でも、そんないい投手から2安打できて気持ち良かったです」と振り返った。

この試合、陰の立役者はキャッチャーを務めた原くんだ。実はサンバーズは抽選の勝率が相当高いという。それは、原くんが考案した「コイ!コイ!コイ!コイ!…」の掛け声を始めてかららしい。名付けて『コイコイコイダンス』。数年前に流行った『恋ダンス』のように決して踊ることはないが、「○印」のクジを誘うおまじない効果があるんだろう。

こんなチームの雰囲気は、好んでゲン担ぎをする杉田監督の影響もある。監督は、靴下を履いたりグラウンドに入る足の順番まで決めている。ナイショだが ‘勝負パンツ’ は黒だそうだ。「今日は大切な試合だったので黒でした」とのことだが、確認は遠慮させてもらった。

運と実力を兼ね備えたサンバーズの次の相手は、今大会好調、吹田西部連盟所属の南吹田少年野球倶楽部。南吹田は2回戦で高槻の強豪、竹の内ファイターズを下した。初顔合わせの両チームだが、好ゲームの予感がする。

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2 thoughts on “前年度優勝・山手台サニーズ 旭丘サンバーズに抽選で敗れる 第42回朝日旗千里NT大会”

  1. おかちんさん、写真アップありがとうございました🙇
    次の試合も頑張ります‼️

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